[続編]脱いでください。

だからこそ

待ってるんだ。

引き裂きに行くんじゃなくて

明美の気持ちを聞くために待つ。

これは、もしかしたら間違った行動をしてるのかもしれない。

けれど、感情に任せて行動しても

きっと、明美が嫌がるだけだ。

だからこそ・・・

だからこそ、

俺は待つんだ。

明美が来るまで。

プレゼントとサンダルを持って

家に帰った。

家で待つことにした。

もしかしたら、来てくれるんじゃないかって

思いながら。

不意に、紙袋に入っていた手紙に目をやった。