───・・・迎えに行こう

何かあったら危ないし♪

そう思って窓に顔を向けると

雨が降っていた。

風のせいで、

雨が斜めに、強く地面を打っている。

「明美大丈夫かな~・・・」

これは、やばいな

1人で来させたら。

彼氏なのに。

迎えに行かないと。

そう思うと、大きな傘を持って家を出た。

電話を掛けながら、歩く。

雨の音でコールが聞き取りにくい。

プ・・ルルルル・・ル

「出ねーし・・・」

ちょっと走った。