「よし、出ようかな。」

ガチャ

予定の時間よりも早くに着くように家をでた。

かわいいサンダルを履いた。

コツコツ音のなる。

2分くらい歩くと

二つの分かれ道が見えてきた。

左の道と右の道。

聖人の家は右の道を通る。

だから、私は右の道を通る「予定」だった。

ザーーーーーーーーッ

「えっ・・・?!」

たたたっと少し走る。

私の立っているところは

雨の境目。

一歩前に進めば、雨が降っていて

一歩下がれば晴れている。

線のように引かれている。

進めば地面の色が濃くなっている所。

下がれば地面が乾いて、薄い色。