そして、その日は

聖人とずっと一緒にいた。

「じゃーね、聖人。送ってくれて

───・・・ありがとう。」

「あー、その笑顔さ、反則。誘ってんの?」

「なななななななな、何、何言ってんの?!」

ぎゅーっ・・・

聖人は私を抱きしめた。

聖人ってさ、甘えん坊だよね。

「じゃあ、また明日。」

「うん。じゃあね。また明日。」

手を振った。

聖人に取って貰った

大きなお人形を抱えて──────