ちょっとショックだった。

キスも、全て、上手かった。

やっぱり慣れてる・・・

いっぱいアイツとやったんだ。やっぱり

そう思うと、嫉妬してしまって

独占欲がもっと高まってしまう。

そして、いつもの月曜日。

授業が終わり、帰ろうとしたとき。

正門にはアイツの姿があった。

「涼輝。ちょっと待ってろ。」

「聖人?」

いつも一緒に帰っている涼輝に

カバンを持たせた。

アイツは帰ろうとしていたから

正門にまで走っていった。

「おい、待てよ。」

俺の声に気づき、振り向く

「・・・ぉお、聖人クン?」

「なんで名前知ってんだよ・・・」

「明美がそう言ってたから。」

「言ってたからって・・・お前、明美と話したのかよ!!何いったんだよ!!明美に!」