[続編]脱いでください。


大好き。

大好き。

愛してるよ聖人。

少しの時間が要るだけで

こんなに聖人を好きになってしまった。

それは聖人だからだよ。

他の人には絶対不可能。

ああ、

私は幸せ者だなって

改めて────感じた。

例えば─────

いつも通っている道でも

一緒に歩けばそれも一つの感動になる。

一緒に花咲く道を歩けば

それはいつもの何倍もの感動になる。

そんなような幸せ。

言葉では表しきれない幸せを・・・。

「俺、絶対明美を守るよ。悲しませたり何かしない。約束する。」

「うん・・・。」

聖人がそう言ってくれたおかげで

どこか、心の奥にほっと、安心を見せた。