そんなこんなで、 少しずつ、日常になってきた。 3-7にも。 和がいないことにも。 「明美ー。」 「和くん、来てるよ?」 友達に言われて 私のクラスのドアに寄りかかる和に駆け寄った。 「和から来るなんて、珍しいね!!」 「あー。ん、まあ。」 「そーいえばさあ、和は、行きたい高校、ある?」 「ある。」 キッパリ。 「え?どこどこ--!!」 「城英。」