「いらっしゃいませ~」 駅前のドラッグストア 『ちょっと待ってて』 そう言い残した崇佑が店に入って数分。 わざわざ傷の手当てをしてくれるという。 必死に言うから まぁ良いか。 と思ってついてきた。 帰るのを躊躇ってる気持ちも後押しして。 崇佑という彼の名前。 年下のように見えていたけど、 歳は16。 高校生だった様で驚いた。 そんな風に思い返していると、 5分程経って、 消毒薬とガーゼの包帯を手にした崇佑が戻ってきた。