「オレを探してたって…?」 ちょうど目的の場所に着く頃、照がそう聞いた。 「うん。 あっ、着いたよ。 ほら、すごく綺麗に観えるでしょ?」 「ホントだ…」 誰もいない静かな丘。 本当に穴場のこの場所は、8年間も誰にも見つけられていなかった。 「ねぇ照、覚えてる?」 「…何を?」 「わたしたち、約束したよね?」 「うん。 願い事を叶える約束だ…」 「わたし、まだ願い事を言ってないわ」 「……そうだね」 「だから、今言って良い?」 「……あぁ。 なんでも、叶えるよ」