父と来たことがあった、この花火大会。 少しだけ遠くなるけど、綺麗に観ることが出来る、その時行ったスポット。 ふたりで歩く、それまでの道。 店は良いから。 って出された照。 「どうして屋台で働いてるの?」 「学校からの出店なんだ。 その手伝いでね」 「そう…なんだ」 照も、崇佑と同じ明光の生徒。 そう思うと、 施設に居た記憶喪失の照は空想の存在で、 現実の彼は遠い世界の住人に感じる。 この道も、本当はふたりで歩くなんて許されることじゃない? 迷いでいっぱいになる。