御木本晃一




彼はお母さんと知り合いで。


お母さんの、お父さんもお母さんもお姉さんも知ってる。




お母さんに家族が居たなんて。


調べても分からない様に隠される程に、家族から憎まれていたなんて……




まるでさ。


わたしは要らない子だって、そう、言われている様だった。