~奇跡~

そのとき私の目からは涙がでていた。





「ピーンポーン」
インターホンが鳴った


「はーい」
「おれ」
「海斗?」
「これ、忘れてったよ」
それはハンカチだった。









「ありがとう」




「うん。ってかお前泣いたっしょ?」












「うん…」




「何かあったか?」
「ううん。何にもない」








「嘘だ。何でも俺に言えよ!」





















「本当になんでもないって!!」





「心配しないで??」