「たっける~!!おはよう」

「あぁ。おはよ、乗れよ」

「うんっ」


あたしはあれからタケルにべったり。
さすがにウザいよね?

うぅ…。

自分で思いながら凹む。


あたしの知らないタケルはおっきくてカッコいいバイクの免許も持ってて不安になっちゃうんだけど、また惚れ直しちゃったりしちゃう。


あたしはビュンビュン風を切ってあたしの心の叫びなんて聞こえないのかな…。

ギュッとタケルのYシャツを、引っ張った。