わたしは、ついに仲間と同じ物に
     なれるなら、
 
 なりたいと思った。


 だから私は聞いた。

 「どうやったらあなたと
      同じになれるの?」

  と聞いた。

 「死ねば同じになれる」

 私はその言葉を信じ

 なんども、なんども

    手首を傷つけた。



 私はいつしか身も心も

 傷だらけになっていた。


 でも死ぬことができなかった。

 まだきれいな心が

   「死んじゃダメ」

  って言っているような気がしたから。



 けどそんなきれいな心まで

 仲間(絶望感)は、消し去っていった。

 

 私は、その汚れた心で

    手首を切った。

 今までなら皮膚が裂ける

 壮絶な痛みを感じるだ