涙が次から次へとこぼれた。
目の周りが熱くなり、きらきらと光の粒のように隼人からの手紙へ落ちて染み込んでいった。

拭っても拭ってもあとから溢れて止まらなかった。

会社に電話を入れて、「高熱がでて」と嘘をついて休んだ。

ひとりぼっちの休日。

今までと同じ一人の休日なのに。
隼人はいつも仕事で、一緒に過ごせる休日なんてほとんどなかったのに。

からっぽになったような気がした。