Cherising!!〜郁&早紀〜


「大丈夫?」

「…」

「なにかあったの?」


…何にもない。


あたしには、何もないんだ。


「そんな1人で悩んでないで、話してみたら?」

あたしの横に郁が座る。

「…」

「僕でよかったら聞くよ」

「…大、丈夫」

「…早紀って、いつもそうやって意地張るよね?」

「え?」

埋めていた顔を上げる。