いろいろうろついて、行き着いた場所は。 やっぱりここか…。 学校の裏庭。 何処に行っても1人にはなれそうにない気がして、結局戻ってきてしまった。 あたしはすとん、と鞄を置いて座る。 深いため息をついて、顔を膝に埋めると、涙が出てきた。 「なに泣いてんのよ…?」 急に寂しくなって… 1人になりたかったのはあたしなのに… 心配してくれた皆を、突き放したのも、あたし…。