「さぁ、早く持ってって帰ろうぜ」 「心ったら、待ってよ」 心と楓は角を曲がり、姿を消してしまった。 「あんなに急いだら、落とすって」 「仕方ないなぁ」 あたしと郁は苦笑い。 それからあたし達は無事に職員室にノートを届け、学校を出た。 待ち合わせてた晶と友哉に合流して、あたし達はいつものたまり場に向かう。 「遅かったな」 「待ちくたびれたから買い物しちゃったよぉ」 キラキラと光る真珠色のアクセ。