Cherising!!〜郁&早紀〜


「大丈夫!」

「な、訳ねぇじゃん」

「あら、心」

心は楓の分からほとんどを取り上げ、先に歩く。

「大丈夫だよ」

「そんな足でよく言うぜ。遅いから見に来てみれば…」

よいしょ、とノートを持ち直す。

「相変わらず心配性ね〜、心は」
あたしはちょっとからかい気味に言う。

「俺はこいつのトロさにイライラするんだ」

「悪かったわね!」


まったく…。


素直じゃないんだよね、心は。