魔女の瞳Ⅴ

「おい」

彼は突然、私の着ているブラウスを爪で引き裂いた!

「えっ…なっ…」

思わず赤面する。

露わになってしまう胸元。

私だって魔女とはいえ女だ。

条件反射。

胸元を両手で隠してしまう。

その両腕を…「!!」

武羅人は広げさせるような形で掴んだ。

視線が注がれているのは、私の胸元。

正確には胸元にあるデッドゲイトの紋章だった。

「成程…さっきからやたらと胸元に意識が向いて、手が胸元に近づいているんで妙だと思っていたが…」

武羅人は鼻を鳴らす。

「何だこの紋章は?お前の家系の紋か?…この紋章で何をするつもりだった?」

「……!!」

武羅人は魔術には疎い。

だがその野生的な直感で、私が大技を狙っている事に気づいたのだ。