魔女の瞳Ⅴ

私は咄嗟に呪眼を見開く。

発動させている障壁に、炎の属性を付加。

その炎の障壁で、武羅人の投擲した氷の槍を受け止める!

威力こそ高いが、所詮は氷。

氷の槍は瞬時にして蒸発した。

「しゃらくせぇ!」

自らの肉体に刺さっていた氷の槍を引き抜き、次々と投擲してくる武羅人。

しかし結果は同じだ。

私はそれらを全て炎の障壁で防御する。

そしてその間に。

「しつこいんだよ!」

修内太の特大の矢が放たれる!

矢は寸分の狂いもなく武羅人へと飛翔、見事に彼の腹を貫く!

矢はそれでも勢いを殺さず、そのまま武羅人を高速道路のコンクリートの壁に磔にした!