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トイレに向かってる途中…。


なんとなく、なんとなくは予想していたが、それが的中したらしく見事に…



迷った。



なんで??私って自慢じゃないけど方向音痴の真逆の鋭い方だと思うんだけど…



考えてても時間的に無駄だと思い、足を進めたのは良しとした。


のもつかの間、更に迷ってしまった気がするのは、気のせいであってほしいのが本望なんだけど、



完全に迷子。


「くっ…!!」


悔し涙が出そうになる。


「泣くな、泣くな夕陽。
女だろ??
それくらいでなくんじゃねぇ」



頑張って男口調にし、自分を勇気づけた。


絢ちゃんには迷惑をかけると分かりきっているけど、ケータイで助けを求めようじゃないか。