翠は横に飛ばされた、幸助が間一髪、車より先に翠の元へ着き、突き飛ばした。

「痛っ」

さいわい、かすり傷ですんだか、幸助は…

翠の代わりに、その場に残ってしまったために…
「幸くん?幸くん!」

車にはね飛ばされた衝撃で、その場から5メートル吹っ飛ばされていた。

翠は、急いで救急車を呼んだ
いつの間にか幸助をひいていった車もいない
ひき逃げだ、幸助をひいて逃げていった重大な罪だ。
でも、今はそれどころではなかった。

「幸くん!目を開けて」

必死になって声をかける翠だが、返事はなかった
それから、10分で救急車が到着して、急いで病院へ搬送られた。