少しして教室のドアが開いた。


「あっ!アサ!早いね」


「そっかな…たまには…みたいな」


「そうなんだ」


「そろそろかなあ」


「何がぁ?」


私は自分の頬を思いきりぶった。


「いったああああい!!!」

「あっアサ?!」


突然の出来事にアキラは目を見開く。


「グスッ」


頑張って嘘泣きをした。