浅岡夢樹、高校二年生。

 言わずもがな、この物語の大事な?主人公だったりする。


 
 まずは、夢樹の月曜日からのぞいてみよう。

 朝、5時半起床。

 ちなみに就寝はきまって11時半。

 早起きの彼女は学校から遠い場所に住んでいるわけではない。

 学校まで電車で20分だ。



 彼女の早起きにはあまり意味がない。


「あー、ブルーマンデー」

 ブツブツいいながら自分の部屋から出る夢樹に兄である春樹が声をかけた。

「朝からでけーな、お前は!」

「あ、兄さん。おはよう!」

 夢樹がでっかい声で手を挙げる。

「はいはい、うっとおしい笑顔だな、

俺は今から寝るんで。」



 春樹は夢樹の4つ上の兄だ。

 夢樹同様、春樹も180後半の長身だ。