異風人

「そのように思います。ご主人様。ただ、コズエ様は、更にいろいろな色に染まってみたいという真っ白な紙だと思います。今世間では、ニートという人が増えているそうです」
「そのニートとは、どのような民だね」
「何でも、自分の未来像が描けなくて、学校にも行かず、職にも就かずに、毎日途方に暮れている人だそうです。そこえいくと、コズエ様は、自分の未来像に合った色を捜し求めています。ニート達も、コズエ様のように、いろいろな色に染まって、自分の未来像に合った色をみつければよいのではと、小夜は思います」
「そうか小夜、私がコズエに波紋を起こさせ、コズエがニートにその波紋を広げるということか?」
「それはよろしゅうございます」
「ところで最初に話は戻るが、大学と、真実と言う一色との因果関係はないというのか?」
「それはどうだか、小夜にも解りません。コズエ様は、大学と言う色にまだ染まっていませんし、店の客を見て大学の色を感じているだけですから。今のところコズエ様は、大学に行かなくても、真実と言う一色を見つけられるとお考えのようです」
「どうすればよい」
「コズエ様の考えに沿って、大学と言う色に染まってみてはと、お勧めになるのがよろしいのではと思います」