異風人

吉平は、床に仰向けになり、重圧感に満ちた書斎の空気にも耐えながら、何故、何故、何故と考え込んだのである。今日も、次の日も、そしてまた次の日も、めんつにかけて考え込んだのである。
《もしもそうだとすれば、今までの自分は、一体何であったのか?教育とは何か?》
 吉平は、深い悩みの淵に陥った。そして、極度の孤独に陥ったのである。吉平は、ぬっくと起き上がり、目を大きく見開いて一点を凝視し、薄黒い壁に向かって正座した。
《何故、何故、何故……?》