異風人

《主は、元社長であると言ったが、あれは、社長職を捨てざるを得なくなった単なるホームレスではないか。私に対するあてつけである。つまり、私の地位と、威厳に押し潰されて、私に反発できないのはその現れである。私からすれば、主の言っていることは、支離滅裂である。大学教授として、それを正さねばならない。なぜホームレスになったのかを問いただしても、明確な説明ができないではないか。逃避という都合の良い言い回しをして私から逃げておる。小夜は、その逃避という言い方に何かがあるというが、主のことをかばっているのであろう。