異風人

「おっしゃるとおり、人から見ればそうでしょう」
「そなた自身はそうではないとでも言うのかね」
「はい、今の私は、充実しております。名誉地位、名を残したことを捨て去って、裸の自分とは何か?そこにこそ、真実があると思うのです。それを絵に現わそうとしているのです。これまでに、このような対話ができたのは、貴方だけです。絵をあなたに差し上げましょう。私が言葉で話すよりも、語りかけてくれると思います」