異風人

「確かに、そうだと思います。母親の子を思う心は、教育では養われず、男性には不可能です。そのお方の質問は、偉い人の話しを聞き、書物を読むだけでは、養うことができないものがあるのでは、と言うことだと思います」
「どうすればよい」
「ホームレス様の言うことを素直に受け止めるのがよろしいのではと、思います」
「この私に、箸にも棒にもかからぬ彼の言うことを受け止めよというのか!」
「はいご主人様。その代わりに、男女を問わず、ご主人様が普段からおっしゃっている、真実とは何かを、その方に質問してはどうでしょう。きっと、そのお方は、何らかの答えをしてくれるものと思います」
「そうか、彼に質問をすればよいのか!」
「はいご主人様」