異風人

「実はの小夜、コズエが店を止めて、コズエを探す旅に出たのだ」
「そうだったのですか!」
「コズエと歳格好が似通っているところを探したのだが、未だに見つからない」
「そうでしたか。この坂道を登った辺りは、若者ばかりで、普通の人は近づきません。この通りには、若者がよく歩道に店を出しておりますし、若者が集まるファーストフード店があります」と言いながら、小夜はそれとなく、ご主人様の顔を見ながら確認をした。
「この辺りに、公園があるはずだが」
「少し離れていますけど、ここに小さな公園があります。公園がどうかなさいましたか?」
「その公園に、箸にも棒にも掛からぬ男が住んでおる」