しかも…
「それに、修司くん」
「なんだよ…」
「あたしの名前、ウザイとか、オマエとかじゃないから」
「はぁ~?ウザイじゃん、オマエ。」
「違う!あたしの名前、鈴川朝美。
いい加減、覚えてよ!」
「ウッセェなぁ~、なんで、オマエの名前、覚えなきゃいけねぇーんだよ!
オマエこそ、そっち、しっかり持てよ
下がってきてるぞ」
ったく。
手伝うなら、ちゃんと手伝えっての
なに、黙ってんだよ…?
もしかして、泣いてんのか?
これだから
女ってのは…
そう、思って
「オマエなぁ…」と、また、冷たい言葉を浴びせようとした時だった…

