おし。
さすが、俺。
上出来じゃん。
空の色も、完璧。
これで、ようやくこの日々から解放される…。
あの女から
解放されるぜ…
「修司くぅ~ん」
ハァ…
噂をすれば、なんとやら…
凝りもせずに、また来やがった…
ったく…
「ウザイんだよ。お前」
そう冷たく言っても
「またぁ~そんな事、言わないで。
ほら、修司君、空色ペンキ、持ってきたよ。」
「お、おぉ…そこ、置いといて…」
「了解♪」
「…………」
「絵、だいぶ、出来てきたねぇ~」
「あぁ、まぁなぁ…って、いうか、お前、もう行けよ…。
邪魔だから…」

