天使の梯子~キミ想う・ボクの心~

「健太郎は、小さい頃から同じ幼稚園に通ってたんだけど

あたし、最初、大嫌いでね。

あたしが嫌がる事ばかりしてたから。


けど、美穂が死んで、修司に振られて、ボロボロになった時に

支えてくれたのが、健太郎だったの



あたしの全てを知っていてくれる

一緒にいて、自分らしく、いられる場所。やっと見つけた気がした。」


凄く、幸せそうな顔で話すんだね…美咲。



よかったね…


けど…

「じゃあ、どうして…?」


「うん?あぁ、どうして、すぐに付き合わなかったって?」


「うん。」


「やっぱり、修司の事が、気になったらかな…」