「いってきます…か…」 いってきます… いってきます… 心ん中で繰り返した。 いってきます… いってきます… 『いってこいよ。 お前ん家はここだ…』 …か…--- 涙がこぼれ落ちそうだから、見上げた空は 雲一つない青空で オレの心に 優しい風が吹き込んでいた。