「‥‥これ…」
健にぃの顔が、みるみる険しい顔に変わっていった…。
「これ、オマエか?」
そう、修司くんに言った。
「違うよ!修司くんは、助けてくれたの!!修司くんは、何も悪くないよ!!」
「そうか…じゃあ、誰だよ?」
「そこ…」
「そこ?」
あたしは、まだ、床で伸びてる直毅さんを指差して言った。
「コイツかぁー!!」
そう言って、健にぃは、直毅さんの頭をポカッて、叩いた。
と、頭を叩かれて意識が回復したのか
直毅さんは、パチっと目を覚まして
「オマエかよ、俺の朝美に手を出したのは?あっ?」
そう言って、凄む健にぃに驚いて、勢いよく、起き上がると
「すみませんでした!!」と、サッサと勢いよく逃げてしまった。

