どれだけ走ったか、分からない…

とにかく

走るんだ


誰もいないところへ…


「朝美ぃ!?」


えっ?

イキナリ名前呼ばれて

前を見たら

美咲が


「朝美ぃー!どうしたの!?そんなに泣いて…なんかあったの…?」



「美咲ぃ…」



美咲だ…ここにいるのは

あたしの大切な友達の美咲だ…


だけど


すぐに




抱きつけなかった…。


あたしの心


どうしたの?


美咲…

美穂さんと、そっくりな美咲の顔…

思わず、目をそらしてしまった…





美咲は、美咲なのにね…

ごめんね…美咲…。

あたしの心


グチャグチャだ…。