「…ゴホッゴホッゴホ…」
なんか、河原から、咳が、聞こえてきた。
あたしは、誰かいるのかなと
ちょっとだけ、声のする方向を覗いてみた…
「ゴッゴホッゴ…」
「修司…くん?」
「…ハァ?ゴホッゴ…なんだよ、また、お前かよ…」
「修司くん!?どうしたの?」
駆け寄って、おでこに手を当ててみた。
「熱、あるじゃない。大丈夫?」
「触るなよ…」って、あたしの手を振りほどこうとするけど
熱でボーとしてるのか
力が全くなかった。
どうしよう…。
このまま、放って置けないし…
「修司くん、ねぇ、立てる?病院、近くにない?あの、修司くんの家、どこ?」
「あっ?…うるさい…よ…おまえ…」
「そんな事、言ってる場合じゃないでしょう!!
熱、酷くなっちゃったら、大変な事になるよ!
ほら、とにかく、修司くんの家に行こう!
家、近くなの?」
「………あそこ。。」
「あそこ…って、どこ!?」
「うるせぇーなぁ~あんま、耳元で…さわぐな…頭に…ひびく…」
「あ、ごめん。立てる?いい?肩、あたしに捕まって。いい?立つよ。」
「あっ…」
「ヨイショ…おも…」
「うるせぇー、お前より…かりぃよ。」
「なに?病人が…失礼ね…」
「うるせぇー…ゴ、ゴホッゴ…」
「あぁ、もう、黙って。行くよ。」

