「あ、そっか…喋んないんだっけ」
ポリポリと頭を掻いたユーリは、どうしよっかなーと上ってくる少女を見ながら唸っていた。
そしてアデルが追いついた瞬間、「あ!」と大声あげて手をポンと打つ。
「俺あったまいー♪」
そう言いながら取り出したのは、さっきアミダくじで使った紙とペン。
ん、と差し出されたそれを見て、アデルはきょとんとした。
「俺は喋る!お前は書け!」
「……………………。」
「これで会話出来るだろっ」
鼻をこすって言う少年に、少女もこっくり頷いた。
それから物を受け取って大事そうにペンを握り締める。
「よしっ、じゃあー、もっとゆっくりのがいい?」
ユーリがそう訊くと、アデルは頭を縦に振った。
そっか、と溢した隊長は、それならと自分を指差す。
「俺が魔法で連れてこっか?」
「!」
それにはブンブンと頭を横に振りまくるアデル。
彼女は床に紙を置き膝をつくと、ペンを動かし何かを書きこんだ。
合わせてしゃがんだユーリはそれを読み口に出す。
「『私も魔法使える、けど自分で登りたい』…。なんで?」
しんどいんじゃないの、そう呟いたユーリをちらりと見てから、アデルはまたペンを走らせた。
ポリポリと頭を掻いたユーリは、どうしよっかなーと上ってくる少女を見ながら唸っていた。
そしてアデルが追いついた瞬間、「あ!」と大声あげて手をポンと打つ。
「俺あったまいー♪」
そう言いながら取り出したのは、さっきアミダくじで使った紙とペン。
ん、と差し出されたそれを見て、アデルはきょとんとした。
「俺は喋る!お前は書け!」
「……………………。」
「これで会話出来るだろっ」
鼻をこすって言う少年に、少女もこっくり頷いた。
それから物を受け取って大事そうにペンを握り締める。
「よしっ、じゃあー、もっとゆっくりのがいい?」
ユーリがそう訊くと、アデルは頭を縦に振った。
そっか、と溢した隊長は、それならと自分を指差す。
「俺が魔法で連れてこっか?」
「!」
それにはブンブンと頭を横に振りまくるアデル。
彼女は床に紙を置き膝をつくと、ペンを動かし何かを書きこんだ。
合わせてしゃがんだユーリはそれを読み口に出す。
「『私も魔法使える、けど自分で登りたい』…。なんで?」
しんどいんじゃないの、そう呟いたユーリをちらりと見てから、アデルはまたペンを走らせた。


