レヴィオルストーリー3

「「「おーっ!」」」


やっぱりノリノリなグロア、意外と楽しそうなリルム、グロアに便乗するジゼル。

彼らは各々パートナーと一緒に駆け出した。

それを見届けたユーリは、ふふんと生意気に笑ってからアデルを振り向く。


「俺らも行こ!」

「……………………。」


いつものごとく無言。

しかししっかりと頷いたアデル。


ユーリは満足そうにニカッと笑うと、少女を引き連れまずは誰も行かなかった最上階に向かった。



「みんな馬鹿だなぁ。イルさんの部屋は最上階だしそこにいたんだから」


赤ちゃんが階段を上り下りしないだろ、となかなかの名推理をしてみせた隊長は鼻歌を歌いながら進む。

アデルはそんな後ろ姿をちらちら見ながらも、階段を上ることに集中していた。


そのたどたどしさにユーリは一旦立ち止まる。


「階段上れねーの?」

「!」


首を傾げる数段先のユーリに彼を見上げるアデル。

少女は余分に瞬きしてから、じっと今度は階段を見上げた。


それから困ったように辺りを見回す。