「んー、俺の部下になるならいーよ!」
「へ?」
「勇者の城親衛隊っ!隊長はこのユーリ様っっ」
副隊長はリルムだぜー、と偉そうに言うユーリに、アレンは呆れを含む視線を向けた。
いつのまにやら何か変なモノを作っていたらしい。
それにあのリルムが“副”隊長なんて座で納得するワケがなかった。
どうせユーリが勝手に言っているだけだろうと、一応その親衛されている城の主であるアレンは溜め息をつく。
するとそんな彼の後ろから、いきなりにゅっと手が現れた。
「はーいっ!あたしとルネも入りたーいっ!!」
アレンの肩に左手を置いて、高々と挙手し宣言したのはグロア。
巻き添えをくらったルネは無表情ながらに少し嫌そうだ。
その証拠にリィを握り締めている。
…リィの命がかなり危ない。
それに気付いたクナルは哀れな天空リスを救出した。
そして、グロアが嬉しそうにそう言ったのを見ると、ジゼルは目を丸くしそれから自分も右手を挙げる。
「お、俺も!入りたいっ!」
「おっ!やったっ、一気に三人も入った!アデルは!?」
「……………………。」
アデルは頬を染め下心丸出しのジゼルを睨んでいる真っ最中だった。
声をかけられたと気付いた少女は、ユーリの方を向くと首を傾げる。
「へ?」
「勇者の城親衛隊っ!隊長はこのユーリ様っっ」
副隊長はリルムだぜー、と偉そうに言うユーリに、アレンは呆れを含む視線を向けた。
いつのまにやら何か変なモノを作っていたらしい。
それにあのリルムが“副”隊長なんて座で納得するワケがなかった。
どうせユーリが勝手に言っているだけだろうと、一応その親衛されている城の主であるアレンは溜め息をつく。
するとそんな彼の後ろから、いきなりにゅっと手が現れた。
「はーいっ!あたしとルネも入りたーいっ!!」
アレンの肩に左手を置いて、高々と挙手し宣言したのはグロア。
巻き添えをくらったルネは無表情ながらに少し嫌そうだ。
その証拠にリィを握り締めている。
…リィの命がかなり危ない。
それに気付いたクナルは哀れな天空リスを救出した。
そして、グロアが嬉しそうにそう言ったのを見ると、ジゼルは目を丸くしそれから自分も右手を挙げる。
「お、俺も!入りたいっ!」
「おっ!やったっ、一気に三人も入った!アデルは!?」
「……………………。」
アデルは頬を染め下心丸出しのジゼルを睨んでいる真っ最中だった。
声をかけられたと気付いた少女は、ユーリの方を向くと首を傾げる。