レヴィオルストーリー3

一方レイはそのマリンブルーの瞳で青年の姿を捉えると、違う意味で黙り込む。


そして、やはりひどくゆっくりと動いたと思ったら、

──…次の瞬間にはアレンに駆け寄り思いきり抱き着いていた。


また背中から倒れそうになったアレンをマケドニスとギルクが慌てて支える。



「…アレン!アレンアレンアレンっ」

「れ、レイ」


戸惑う彼を他所に、レイは広い胸に顔を埋めひたすらアレンの名を呼んだ。

だんだんと涙声になっていくのを察し、アレンはそっとその肩に手を添える。


「アレン…っ」

「……心配かけて、ごめん」


そう小さく囁いたアレンに、レイは弾かれたように顔を上げた。

涙ぐみながらもアレンの頬に手を伸ばす。



「こんなにボロボロ…。私、アレンに何かあったらどうしようって…」

「うん…、ごめん」

「謝らないで。アレンは悪くないわ。悪いのは悪魔たちよ!」


そう言ってまたギュッと抱き着いたレイは、今度は顔を上げると同時にキスをお見舞いした。

「わ、」とか言いながらマケドニスとギルクが咄嗟に目を手で覆い、拠り所がなくなったアレンは結局背中と地面をこんにちはさせる。