明日はレイが言う通り、アレンが勇者に即位して二年目となる日。 故にその記念式典がある。 これから二人は、臣下と共にその準備をするのだ。 「…レイ、お前、夜覚悟しとけよ」 「えっ」 準備中に耳元で囁かれたレイは、またまた真っ赤になってゆでダコ状態になってしまった。 アレンはしてやったりな顔をすると、臣下に命令する為に一度レイから目を逸らす。 「……もうっ、馬鹿っ!意地悪っ」 レイは耳まで紅くしたまま、アレンにそう怒ったのだった。