レヴィオルストーリー3


「や、やりすぎたか?アレ……うわっ!」


ちょっと焦ったギルクだったが、その声は途中で悲鳴に変わった。


顔を隠していたアレンの腕が動き、ギルクの腕を掴んだのだ。



「…な~にがやりすぎただ」


「…は、はは…。アレンが動かねぇから」



地面に投げられちょうどアレンと目が合ったギルクは、睨むその碧の瞳に苦笑した。


アレンは溜め息をつくと「魔法しすぎた…」とぐったりとする。



「お?俺の勝ち??」


「馬鹿。昼のが堪えただけだ」


「昼…?あぁ、移動魔法?あれどこまで飛ばしたんだ??」


「東大陸」


「ぶっ…!?」


アレンの返事を聞いたギルクは、思わず噴き出してしまった。


信じられない、というような顔をしてアレンを見る。




「ひ、東大陸!?陸を越えて海を越えて飛ばしちまったワケ??」


「うん」


「…すげ~なお前。そんなん聞いたことねーぞ」


「へぇ」



驚くギルクに短い返事だけ返すアレンは、空を見ていた目をギルクに向けた。



それからニッと笑ってこう訊く。





「スッキリしたか?」