「おはよう未来ちゃん」

「おっはよ~那衣斗くん!」


朝。

何気ない朝の光景。



「未来ちゃん・・・」

「は、はいっ」


那衣斗くんは改まった顔であたしを見つめる。

な、何!?

そんなに見つめられたらあたし・・・


「今日の弁当はじいちゃん特製弁当なんだ!」

「・・・そうっすか」


ガクッ

あたしは肩を落とした。

甘い展開を期待したあたしがバカだった!


何さ!

それだけかよ!


もっと何か言うことないの?