メカ彼!

「今お客さんが来てるんですよ?心配させないで下さい」


あ!那衣斗くんだ。


あれ?もう1人は・・・誰?


「だからもうしないって・・・」

那衣斗くんにそう弱々しく言う白髪交じりのおじいちゃん。

てかさ。

さっきから思ってたんだけど・・・


あたしが今いる場所は、変な扉の前。

若干開いてたから除いてみると那衣斗くんがいたってわけ。


いや、突っ込みどこはあるけどそこではない。

今あたしが気になっているのは


この実験道具、何ですか?


那衣斗くんとおじいちゃんがいる空間にはなにやら


フラスコだの

変な機械だの

わけわからん危なそうな薬など・・・


とにかく・・・何!?

那衣斗くんちは一体なんなわけ?


「それより那衣斗、お客さんというのは彼女のことか?」


突然おじいちゃんが口を開いた。