そして、他愛もない会話を しているとチャイムが鳴り 莉菜が早々と席についた。 私は、授業中もずっと大好 きな空を眺めていた。 そうすると、一つの疑問か 浮かんだ。 私は、もう高校二年だ。 なのにさっき屋上で会った 男の子はいままで見たこと もない子だった。 私は、バカな頭をフル回転 させこの学年の男の子から さっきの男の子を探し出し てみる。そんな事をずっと やっていた。 しかし、いくら思い出そう とさっきの男の子はやはり 見たこともない子だった。