僕達の空

そして、男の子は早々と

行ってしまった



私も階段を降り



クラスへと向かう






廊下は帰ってきた人達


でにぎわっていた




私は自分の教室に入り


席についた




また、空を窓から見上げる







屋上のほうが断然



きれいだが周りの声なんて




聞こえないほど私を




惹き付けるんだ。






そして、ふっとさっきの男の子が頭に


浮かんだ





「また、会えるかな・・」


「誰に会いたいの!?」




私が呟くとふとそんな声が


聞こえふりかえった





「んっ!?千茄!!」


そう私を読んだのは



友達の莉菜だ




「んっ!?のら猫だよ超ーかわいかった。」


私はとっさにうそをついて微笑んでみせた。




「猫かい!?千茄は
入学式さぼって何やってんだか。」

莉菜は中学校からの


友達で私の唯一の親友でも


ある。






そして、私の過去も知っている