「じゃあ悠里って呼んでいいか!?」
情熱くんが聞いてきた
「もちろん!」
「そういえば悠里…俺のときは友達になるっていう条件はなかったってことは俺は悠里の友達ではないと…?」
蓮はそう言った後「寂しいです」と付け加え俯いた
…あっ!
「ご、ごめん!!そういう訳じゃなくて蓮とはもう友達だと思ってたからあの時言わなかった訳で別に友達じゃないって訳じゃ…」
蓮は顔をあげ悪戯っ子のような笑顔で
「クスッ…冗談だよ」
と言った
「蓮のバカヤロー」
僕が蓮に飛びかかろうとすると蓮は素早く避けた
諦めず何度か再挑戦したけど結果は一緒だった…
くそ〜
なぁんか忘れてる気がするキーンコーンカーンコーン
…あっ!
「授業…忘れてた…」
人生初のサボり
…ついでにクラスのみんなの名前聞くのも忘れた
まっいっか!!
クラスのみんなと友達になれたことに変わりはないんだしっ
サボりは…これから気を付けようっ
とりあえずめでたしめでたし
