「せ、せ、せ、」
大丈夫か?情熱くん
「ってか赤眼の龍だったら俺たちが守らなくてもいいんじゃねぇか?」
やっと落ち着いた情熱くんが聞いてきた
「いや、普段は赤眼の龍ではないらしい
覚醒しないとならないらしい」
眼鏡くんが僕の代わりに答えた
ってか今までの眼鏡くんの語尾ほぼ『らしい』…
「しっつれぇしまぁす」
いきなり20人くらいの2年生?かな…が教室に入ってきた
「松本さん…」
情熱くんがつぶやいた
「ど〜も龍谷くぅん」
「ども」
なぁんかむかつく口調…
「さっき聞いちゃったんだけど赤眼の龍だったんだねぇ」
「だったら?」
そういえば僕慌ててない…成長したんだな…僕…
「欲しい」
またですか〜
僕は助けてというような感じでみんなを見た
あ…れ…?
みんな顔が青い…
「みんな…どしたの?守ってくれんじゃないの?」
「ごめん!龍谷!」
クラスのみんなが僕を置いて出ていった
「なんでぇぇ!?」
「俺たち松本さんとは戦えねぇーマジごめーん」
情熱くんの声が遠くなっていく…
最悪だ…
ヤバくないか…この状況
